VRをスムーズに始めるために
こちらはVRデバイス購入のために情報を集めている方に向けた記事となっております。
VR購入前に必要な情報を知るためには、VRを始める目的から逆算してみるといいかもしれません。
よって、まずはあなたの目的が何かを把握することから始めましょう。
次の中から自分の目的に最も近い内容を選んでください。
A. VRで気になるコンテンツがある
B. 何ができるのかを知るためにVRを体験してみたい
C. VR開発をしたい
例えばA/B/Cに当てはまるのは、下記の方です。
【A】
・Twitterで見かけた「Beat Saber」というゲームが面白そう
・VRのeスポーツ「Echo VR」をやってみたい
【B】
・建築業界でVRをどう活用できるか知るためにVRを体験してみたい
・医療や介護の現場でVRを使った課題解決ができるか知りたい
【C】
・自分のアイデアをVR空間で形にしたい
・VRで野球やサッカーを実装してみたい
自分の目的に近いものを見つけることはできましたか?
それでは、目的を把握したところで、次に進みましょう。
「A. VRで気になるコンテンツがある」に当てはまる方はこのまま読み進めていってください。
VRで気になるコンテンツがある
ではVRでやりたいコンテンツがある人はまず何を調べてからVRデバイスを購入すれば良いのか。
結論から申し上げますと、「やりたいコンテンツがプレイできるデバイスの種類」です。
スマホで例えてみると、Apple StoreでリリースされているアプリをやりたければiPhoneを、GooglePlayストアでリリースされているアプリをやりたければAndroidのデバイスを選択する必要がある、ということです。
当たり前のことだと思われた方がいらっしゃるかもしれませんが、意外と難しいんです。というのも、「希望のVRコンテンツを購入できるストアは○○!だから△△か□□のどちらかのデバイスを買おう!」と購入前から把握している人は少ないですよね?「VRデバイスを購入したものの○○が遊べない…」なんてことも。
そこで必要になってくるのがVRに対応しているストアを把握することです。
ストアについて詳しくなった後にいざデバイスを吟味しましょう!
こちらに関してまとめた記事が下記になるので、自分が体験したいVRアプリはどのストアが出しているのかを探してみてください!
「VR対応しているストア総まとめ」の記事を読む
VRってなにができるの?・VRを体験したい
上記の目的に該当する方が知るべき情報は
「一定以上のクオリティが担保されたVR体験ができるデバイスは何か」です。
よく、スマホでできるVRを体験して「VRってこんなもんなんだ」と言ってる人を見かけますが、それだけでVRを敬遠してしまうのは少し勿体ないんです。
なぜならスマホVRではVR特有のインタラクションである「VR空間で歩いたりしゃがんだりする」・「人や物の大きさや距離感をリアルに感じる」等の「没入感」を味わうことができません。(できるコンテンツも一部ありますが、あくまで不可能なものが多いです。)
では一定以上のクオリティが担保されたVRは何かというと「スタンドアローン型」や「ケーブル型」と呼ばれる種類のVRがこれに当て嵌まります。
つまり、VRを購入するにせよ、借りるにせよ、VRの種類を意識する必要があるということが重要です。
VRの種類に付いて詳しくまとめた記事が下記になるので、この記事でVRのタイプを知り、自分が体験するのはどのVRが良いのかを探してみてください!
「これで分かる、VRデバイスの種類と違い」の記事を読む
VRで開発をしたい
上記に該当する方は「開発ツール」を知ることが一番重要です。
現時点(2020/08)でVR開発を行う環境は、大きく以下の2つのPC用ツールに分かれます。
・Unity
・Unreal Engine
出典:My experiences with Unity and Unreal
どちらも比較的ネットに情報が多く掲載されているため、プログラミング初心者でも簡単に開発できることが特徴で、PCのOSも代表的なOSであれば開発が可能です!
もっと詳しく知りたいという方は下記の記事で詳しく説明しているので参考にしてください!
「VR開発のススメ①UnityとUnreal Engineとは?」の記事を読む
まとめ
3行まとめ
・希望のコンテンツを購入できるストアを把握してからデバイス選びを始める。
・希望する体験に適切な・デバイスの種類を把握する。
・VR開発をしたいなら代表的な二つのツールについて詳しくなる。
いかがでしたでしょうか。VRを始めるためには、複雑な論文を読む必要も、専門家に意見を聞く必要もありません。
この記事でそれが皆さんに伝わり、より多くの人がVRを始めるきっかけになれたら幸いです。ここまでお付き合いいただきありがとうございました!