VR用PCのおすすめスペック
VRChatやhalf-life:alyxなど、現在では本当に魅力手なVRコンテンツが数多く存在します。
また、VRやARの需要が高まっている現在ではXRエンジニアになるためにXR開発が出来るPCを買う方も増えています。
今回はこういった方向けに、VRプレイ用のPCから開発用のPCまでおススメを選んでいこうと思います!
VRに必要なPCとは
VRに必要なPCですが、悲しいお知らせとして2020年現在ではApple製のPCはゲーム・開発双方においてあまりオススメできません。Steamのサポートがないことや、VRに必要なスペックのmacとなるとあまりにも価格が高くなってしまうからです。
そのため、VR用のPCを選ぶ場合はまずwindowsから選ぶことをオススメします。
次にノートかデスクトップかという事ですが、こちらはどうVRと関わりたいかによるかと思われます。以下の表に纏めた通り、2つともメリットとデメリットが存在しており、用途によって最適なPCは変わります。
デスクトップPC | ノートPC | |
---|---|---|
コスパ | 〇 | △ |
性能 | 〇 | △ |
携帯性 | × | 〇 |
拡張性 | 〇 | × |
冷却性 | 〇 | × |
省スペース | × | 〇 |
例えばなるべくコスパ良く、家でしかVRをやらず、将来のPCのスペックを上げたい場合や長時間VRをプレイしたい場合はデスクトップが最適です。
一方で家にあまりスペースがなく、友達の家や職場、または勉強会にPCを持ち出したかったりと携帯性を重視する場合はノートPCが最適です。
ゲーム用PCと開発用PCの違い
次にゲーム用PCと開発用PCの違いに関してですが、基本的に開発用PCの方がゲーム用PCよりも高性能であるのが望ましいとされています。
というのも開発においてはVRだけでなく、レンダリングやベイク等を多く行うために処理能力に余裕があるPCでないと時間がかかり過ぎてしまうからです。
またストレージもunityでアセットやプロジェクトを立てていくうちに余裕が無くなっていくことが多いため、出来るだけ多いものを選びましょう(特にノートPCは注意です。)
ゲーム用PC
まずゲーム用PCですが、こちらは実際に出ているVRデバイスとコンテンツの推奨スペックを参考に考えていきたいと思います。以下は公式サイトからの引用です。
Oculus rift s
グラフィックボード | NVIDIA GTX1060 / AMD Radeon RX480以上 |
CPU | Intel i5-4590 / AMD Ryzen 5 1500X以上 |
メモリ | 8GB以上のRAM |
ビデオ出力 | DisplayPortTM 1.2 / miniDisplayPort |
USBポート | USB 3.0ポート |
OS | Windows 10 |
HTC cosmos
グラフィックボード | NVIDIA GTX1060 / AMD Radeon RX480以上 |
CPU | Intel i5-4590 / AMD FX 8350X以上 |
メモリ | 8GB以上のRAM |
ビデオ出力 | DisplayPortTM 1.2 |
USBポート | USB 3.0ポート |
OS | Windows 10 |
Valve index
グラフィックボード | NVIDIA GeForce GTX 1070以上 |
CPU | クアッド・コア以上のCPU(※1) |
メモリ | 8GB以上のRAM |
ビデオ出力 | DisplayPortTM 1.2 |
USBポート | USB 3.0ポート |
※1 実際にはi5やi7の4590以降のcpuを選択した方がいいかと思われます。
Hp Reverb
グラフィックボード | NVIDIA® GTX 1080、NVIDIA® Quadro® P5200、AMD Radeon™ Pro WX 8200 以上 |
CPU | Intel Core™ i7、インテル® Xeon® E3-1240 v5 以上 |
メモリ | 16GB以上のRAM |
ビデオ出力 | DisplayPortTM 1.3 |
USBポート | USB 3.0ポート |
以上のようにVRデバイスによって、特にグラフィックボードに差があることがわかります。
安価にVRゲームをプレイされたい方は、上記の欲しいVRデバイスで推奨されているスペックのPCを選択する事をおすすめします!
こういったVRの要求スペックに達しているPCは、VRreadyという認証がついてあることがあります。これは海外大手PCメーカーのNIDEIAがVRコンテンツが快適にプレイできるという認定を、PCに付属したものになります。
こういった認証がついているとある程度の性能は満たしているPCということなので、ぜひ探してみてください!
ただVRデバイスやコンテンツはかなりのスピードで進化を続けており、要求スペックも年々高まっています。そのため、余裕のある方やグラフィックボードの換装が出来ないノートPCを使われる方はより高度なグラフィックボードやCPU、メモリを選択する事をお勧めします。
開発用PC
上記の通り、開発用となると更にハイスペックなPCが必要となります。
もちろん開発する要件によりますが、例えば弊社などではunityを用いたVR受注開発に用いる開発用PCとして
グラフィックボード | RTX2070以上 |
CPU | Intel Core™ i7以上 |
メモリ | 16GB以上のRAM |
ビデオ出力 | DisplayPortTM 1.3/ miniDisplayPort |
USBポート | USB 3.0ポート |
といったPCを選択しています。
スペックが高ければその分効率的な開発が出来る為、ぜひ予算が許す限り良いものを選択してみてください。
以上VR用PCのおすすめスペックでした!